物流グリーン化シンポジウム「世界一きれいなストリートに」
御堂筋エコロード推進協議会のトラック物流グリーン化促進部会は3月6日、「大阪が世界最先端! 御堂筋トラック物流グリーン化シンポジウム」(後援=全ト協、大ト協ほか)を開催。
主催者あいさつで、同協議会会長で立命館大学大学院教授の石田修一氏(写真)は「近年、今回のシンポジウムのテーマの一つになっている『健康?安心?安全』の重要性が叫ばれるようになった」とし、「御堂筋沿いに立地する企業の協力が不可欠。物流へのさまざまな取り組みを通じて、御堂筋を世界一きれいなストリートにすると高らかに宣言していく場にしていただきたい」と述べた。
小河保之府副知事、田中清剛大阪市副市長のあいさつの後、大ト協の坂本克己会長が「美しく、健康に優しい安全な御堂筋にすべく努力しなければならない。本日のシンポジウムが実りのあるものになることを祈念する」とあいさつした。
基調講演では、国交省国土交通審議官の武藤浩氏が大阪の取り組みへの期待について述べた。ゲスト講演では、フランス?パリの取り組みを、フランス天然ガス自動車協会会長のジャン?クロード?ジロ氏が講演した。
また、取り組み紹介では荷主を代表し、阪急阪神百貨店業務効率推進室物流部長の太田茂氏が「阪急阪神百貨店グリーン物流への取り組み」について講演。共同配送の推進や荷受け場の見直し、納品車両の削減などを紹介した。阪急百貨店うめだ本店は2012年の建て替えの際、荷受け場の高さを2.5mから3.1mに変更し、それまでの2トン車での搬入から4トン車での搬入にすることで、納品車両数の削減に成功。また、御堂筋地区の百貨店では珍しかったプラットホームを設け、作業負荷の軽減を実現した例を発表した。
続いて、運送会社を代表し、ワールドサプライ執行委員の日山欣也氏が「天然ガストラック(CNG車)の普及に向けて」と題して講演した。